バカラ (Baccarat)
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バカラ (Baccarat)

バカラ (Baccarat)
フランス
 王者たちのクリスタル、と称賛されるバカラの輝かしい足跡。

 バカラとは村の名前。パリから東へ400km、フランス、ロレーヌ地方にあるこの小さな村で、このブランドは誕生しました。1764年のことでした。創設のきっかけは、たび重なる戦争で荒廃しきった経済を復興させようと、時の統治主モンモランシー・ラヴァル司教がルイ15世に提出した「ガラス工場設立の請願書」。以来、3世紀後の現在に至るまで、すべてのバカラ製品がこの村から生まれています。ここでは、親子3代にわたるクリスタル職人も珍しくなく、M.O.F.(フランス最優秀職人:日本でいう人間国宝)の称号を受けた職人が現在も21名活躍しています。高級クリスタルブランドの中でも、1社でこれほどの人数を擁するのは、もちろんバカラだけ。3世紀もの長きにわたり“王者たちのクリスタル”と称賛されるブランドの秘密がここにもあります。

 バカラの名が全世界に知れわたったのは、19〜20世紀のパリ万博をはじめとした数多くの受賞からと伝えられています。その意匠の見事さや卓越した技術が高い評価を受けたことで、王侯貴族や大富豪達がこぞってバカラの製品を求め始めました。さらにフランス国王ルイ18世をはじめ、皇帝ナポレオン3世にも愛用されたことから“王者たちのクリスタル”の異名を得るまでに成長したのでした。そして現在では生活空間の中にさりげなく、心地よい空間を作るための様々なクリスタル・アイテムを提案。異分野で活躍するデザイナーとのコラボレーション作品も絶賛を受けています。そして2001年、バカラクリスタルにダイヤモンドやルビー、サファイアなどをあしらった、今までにないジュエリーコレクション「プレシャスビジュウ」の発表により、ジュエリー分野にも進出。その歴史と伝統に甘んじることなく、常にクリスタルの新たな可能性を切り拓いています。

アルクール (Harcourt)
アルクールは、1825年につくられて以来バカラを代表するシリーズとなっております。深いフラットカットが特徴で、重み、なめらかさ、また琥珀色のアルコールを注いだときの美しさなど、すべてにおいて素晴らしいと人気の高い逸品です。
アルファ (Alpha)
バカラグラスではリーズナブルでベーシックなタイプです。
アルルカン(Arlequin)
アルルカンとは道化師の意味。シンプルだけれど印象的に施されたカットは、独特の煌きを放ち、至福のひとときを演出します。
エキノックス (Equinoxe)
エキノックスは、1999年に初めて発表され、世界中でベストセラーとなっております。フランス語で春分・秋分の日を意味する「エキノックス」。太陽と地軸を象徴するような円と線のコンビネーションは天体の世界を感じさせます。
エトナ (Etna)
エトナは、洗練されたシャープさが魅力です。美しいものを求める男性にふさわしいギフトとなるでしょう。
オノロジー (Oenologie)
クリスタルの代名詞ともいわれ、各国の王侯貴族に愛されてきたバカラが、テイスティングのために、特別に作られたシリーズ“オノロジー”。
カプリ (Capri)
19世紀後半、インドのバローダ王国の妃のためにつくられたのがはじまり。1878年のパリ万博に出品され、またモナコ王女主催の晩餐会にも用いられたという輝かしい歴史を持っています。優雅なウェーブが美しい、女性にもよく好まれるシリーズです。
パルメ (Parme)
楽園に住む想像上の鳥を図案化したパターンは、フランスの代表的な図柄のひとつ。もとはパリ郊外のランブイエにある大統領のハンティングロッジのために製作されたシリーズです。
セビーヌ (Sevigne)
ルイ14世の時代に活躍した、著名なフランスの文筆家であったセビーヌ侯爵夫人の名がつけられたこのパターンは、1899年に作られました。ボウル上部のエッチングの装飾は、この時代の特徴です。
タリランド (Talleyrand)
ざっくりと大胆なフラットカットで、大きなダイヤモンドのように光を放つタリランド。1937年に作られたシリーズで、その名はフランスの名高い外交官タレーランに由来します。
ドンペリニヨン (Dom Perignon)
1964年にルーブル美術館で行われた、バカラ社創立200周年展示会において発表されました。ボウルからステムにかけて継ぎ目がなく作られたシンプルで美しいフォルムはシャンパンを注ぐと、まっすぐに泡を立ち上がらせます。シャンパンの発明者、ドン・ペリニヨン僧侶から名前がとられました。
ナンシー (Nancy)
ナンシーとはロレーヌ地方の都市の名。縦、横の直線がすっきりと編まれたカッティングですが、光を受けて繊細にきらめきます。シックで、軽快。程良い品格を持ったグラスです。
ハーモニー (Harmonie)
シンプルなカッティングにもかかわらず、光がまわり、屈折し、思いがけない美しさを見いだせます。どんな演出にもしっくりと調和する、1975年作の人気シリーズです。
パーフェクション (Perfection)
1886年に作られたこのパターンは、細いステムとシンプルで薄いボウルに特徴があります。1933年、ボルドー地方のワイン業者によって賞賛された、その優美さは「完璧」(パーフェクション)の名にふさわしいものです。
ベガ (Vega)
1995年に発表され、以来バカラのモダンデザインを代表するシリーズ。その名は、北の夜空に輝く織姫星からつけられました。ダイナミックでリズムのあるステムは、光の反射を計算してデザインされ、さながら星のように明るく輝きます。
マッセナ (Massena)
ナポレオンに「勝利の女神の申し子」を呼ばれた、著名な陸軍元帥の名にちなんだこのパターンは、1980年に作られました。美しいカットがフットからステムへと流れるようにつづき、チューリップ型のボウルへと広がるデザインは、世界的なベストセラーとなっています。
ローハン (Rohan)
1855年に開かれたパリ万国博覧会において、名誉大賞を受賞したパターンです。ステムの低い特徴あるシェイブに、豪華な装飾がほどこされたこのパターンは、フランスの町、ローハンの名がつけられています。
ラファイエット (Lafayette)
18世紀末に活躍した貴族、ラファイエット卿の名にちなんで、19世紀末に作らたシリーズです。全体に繊細なエッチングが施され、上部にバカラをあらわす6つの「B」がデザインされた、高貴な名にふさわしい優雅なシリーズです。
ダークサイド(Darkside)
「バカラ」と「フィリップ・スタルク氏」によるコラボレーションシリーズである『Darkside(ダークサイド)』コレクションの黒い宝石のようです。



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